2012年01月19日

元ソニエリスト、最後(?)のソニエリ端末を見に行く


最後の「ソニー・エリクソン」と思うと…

唐突ですが、自分が初めて手にした携帯電話は、"DoCoMo by Sony SO502i"というソニー製のiモード端末でした。それ以来、個人的に使ってきたmova端末はソニー製、SO503iS以降はエリクソン(Ericsson)との合弁会社であるソニー・エリクソン(Sony Ericsson)製でした。名実ともに「ソニエリスト」でした。SO505i以外は全部mova買いましたもの。

FOMAに契約変更するに当たり、当時はソニー・エリクソン製端末がまだ無く、それ以降は色々なメーカーの端末を使うようになりました。そのおかげで、携帯電話好きになってしまったのですが。

miniSDカードが使えるようになったSO903iで、「ソニエリスト」に復帰したものの、SO906i以降ドコモで端末をしばらく出さない、ということに大きなショックを受けてしまった自分が富士通信者に転向してしまったのは、誰が見ようと明らかな今日この頃です。

でも、Xperia SO-01Bが出たときは、ドコモ復帰が嬉しかったのも覚えています。お誘いもありモニタープログラムに参加しましたし、実はモニター終了後、割賦24回払いでXperia SO-01Bを買っていました(本体はどうなったかは…)。F-01Cを無くして真顔になったときは、慌てて中古ながらSO905iを買い直したりも…

基本富士通信者になってしまった自分ですが、携帯電話ユーザー歴のルーツはソニエリなことは間違いありません。そんなソニエリも、合弁が解消されソニーの完全子会社化、時期こそ明言されていませんがSony Mobile Communicationsに社名変更されることになりました。

前置きが信じられないほど長くなってしまいましたが、ソニエリ主催で行われた「Xperiaワールド タッチ&トライ ブロガーミーティング」に参加して来ました。ソニエリとして最後になる予定のXperia。その魅力に迫っていきます。

(画像が多めです。ご注意ください。)


※そっち系の人ではありません。


今回は総計3機種のXperiaが。


イベント冒頭は、ソニエリのマーケティング部統括部長の金子克之氏によるこの春投入するXperiaシリーズ3機種の製品特徴の紹介。その後、会場後方で実機に自由に触れる、という感じで進行しました。春は、ドコモ向けに2機種(Xperia NX SO-02D、Xperia acro HD SO-03D)、au向けに1機種(Xperia HD IS12S)がリリースされます。いずれも、日本の開発チームが主導して作られた機種です。


Xperia NX SO-02D


Xperia NXは、海外ではXperia Sとして販売される機種の日本版です。「何故Xperia Sにしなかったのか?」と聞いてみたところ、「日本仕様の場合、NFC(Near Field Communication)チップを省略しているため、名称を変更しました」とのこと。それ以外のハードウェア仕様は同一です。


Xperia acro HD SO-03D(左)とXperia acro HD IS12S(右)

昨年、大人気となったXperia acro。その後継機として登場するのがXperia acro HDです。例によって、ドコモ向け(SO-03D)と、ロゴ変更が話題のau(KDDI・沖縄セルラー電話)向け(IS12S)がリリースされます。おサイフケータイ(モバイルFeliCa)、ワンセグ、赤外線通信に加えて防水性能を加えた日本市場向け「四天王」を搭載しています。




ハードウェア・ソフトウェアの基本仕様は似通っています

上のプレゼンシートを見れば一目瞭然ですが、Xperia NX、acro HDともに、ハードウェア性能・ソフトウェア仕様は似通っています。アプリケーションプロセッサ(CPU)は最大1.5GHz駆動するデュアルコアSnapdragon、液晶は720x1280ドット(720p)の"Reality Display"、アウトカメラは1210万画素の裏面照射式"Exmor R for Mobile"、インカメラは130万画素CMOSセンサーのものを装備しています。ソフトウェア面ではモバイルBRAVIAエンジン、1080p動画撮影機能、POBox Touch 5.0などを搭載。「四天王」以外大体一緒じゃないの、的な勢いです


でも、よくよく見ると違いが…(左 : NX / 右 : acro HD)

しかし、今回のNXとacro HDの関係は、去年のarcとacroの関係以上に色々な差違があるように感じます。筐体デザインがそもそも全然違う、っていうのも大きいですが、UIM(SIM)スロットの形状の違いとmicroSDスロットの有無は更に大きいです。

Xperia NXは、マイクロUIMスロットを搭載しており、従来のFOMAカードを利用している場合は、ドコモminiUIMカードに交換する必要があります(年1回は無償交換可能)。本体裏ぶた(巨大ですが、バッテリーは交換できません)を外して脱着します。また、32GBの内蔵ストレージを搭載する代わりに、microSDカードスロットが用意されていません

一方、Xperia acro HDは従来サイズのUIMスロットを搭載しています。なので、SO-03Dでは、FOMAカードまたはドコモUIMカードを、IS12Sではau ICカードをそのまま使います。内蔵ストレージは、NXの半分の16GB(これでも、従来のarcやacroを考えたら大進歩)になっていますが、代わりにmicroSDカードスロットを搭載していて、最大で32GBのmicroSDHCカードを搭載できます。UIM、microSDスロットともに、本体側面のふたを開ければすぐ交換できる設計です。万が一、UIMカードを電源投入中に着脱した場合は、強制的に再起動する設計であるようです。


Xperia NXでmicroSDカードを使うには、付属のカードR/WをUSBホスト機能を使って接続


もしも、NXを購入して、前に使っていた携帯電話などでmicroSDカードにデータを保存していて、そのデータを移行したい場合は、付属品のUSBカードリーダ・ライターを、同機のUSBホスト機能を使って接続します。普通のUSBストレージとして認識され、データのやりとりができるようになります。



Xperia NXは本体の一部が透明な"Floating Prism"デザインを採用


デザイン面に目を向けると、NXは本体の一部が透明素材でできている"Floating Prism"デザインを採用しています。着信時・操作時にLEDが光り、戻るキー・メニューキー・ホームキーが光るようになっています(実際に触れて操作する部分は透明な部分の上)。暗いところでは、特に綺麗に見えることでしょう。


acro HDは上部のメタリック塗装の色がボディカラーごとに異なる(写真はSO-03D)


acro HDの「白」と「ピンク」は、IS12S(左)とSO-03D(右)で色味が違う

acro HDに関しては、カラーごとにボディに入ったメタリック塗装が異なっていることが特徴的です。意外と全色メタリックカラーが一緒だったりすること多いんですよね。結構手間がかかっている感じです。

あと、前のacroではSO-02C・IS11S共通色は本当に全く同じ色でしたが、今回は「白」と「ピンク」に関してSO-03D・IS12Sで色味が異なっています。SO-03Dは白が"Ceramic"、ピンクが"Sakura"で、マットな仕上げとなっています。それに対してIS12Sは白が"White"、ピンクは"Rouge"で、若干光沢が入った仕上げとなっています。

本体のカラーリングは、キャリア(通信事業者)の製品担当との話し合いで決まるものですが、面白い話を聞いたので少し。実は、IS12Sのピンクは"Sakura ~"というネーミングにしようという案があったそうです。しかし、前のXperia arcで、日本専用(=ドコモ専用)色として"Sakura Pink"があったことから、「"Sakura ~"は絶対にドコモが使う。というか、ドコモ向けなイメージが強すぎる」ということでRougeという名になったそうです。ちなみに、Sakura Pinkは、arcのマイナーチェンジモデルで、日本では未発売のXperia arc Sで、全世界向けとなっています。また、ホワイトに関しては、先にIS12Sが光沢入りのものを"White"として採用してしまっていて、SO-03Dの方がどう考えても「白度」が高めなのに、Whiteを名乗れず、結局"Ceramic"(陶磁器のような白)、というカラー名になってしまったそうです。色の名前ひとつとっても、色々な大人の事情が浮き彫りになる感じです。


シーン展示ではUSBホスト機能(左)やソニーグループ製品との連携(右)を訴求

展示コーナーには、シーン展示が何点かありましたが、その中でも特に興味深かったのは、USBホスト機能とソニーグループ製品との連携機能の展示。

最近のスマートフォンはじわじわとUSBホスト機能が搭載されているものが増えています。こうして、USB機器をそのままつなげられる、ということは、自宅でのパソコン用機器との連携っていう意味では良いことなのかもしれません。ただ、自分のスマートフォンの使い方としては、そういうシーンの想定があまりできないことも…orz ちょっと使ってみないとまずいかもしれないです。ええ。

ソニーグループ機器連携、という点では、BRAVIAありますし、PS3もありますし、ほぼ完璧なんですけど、残念なのがXperia NX/acro HDのDLNA機能がDTCP-IP(著作権保護フラグの立ったデータをやりとりする規格)に対応していないこと… ソフトウェアアップデートで対応してくれると良いのですが。

最後に、誰得かもしれませんが、SO-02D、SO-03D、IS12Sの起動を動画にしたためましたので、参考にしていただけると幸いです。ただし、まだ発売前のビルドのものであることにだけは注意しましょう。


Xperia NX SO-02D


Xperia acro HD SO-03D


Xperia acro HD IS12S


今回紹介した機種群は、恐らく、最後の「ソニエリ」端末となるはずです。記念にどれかひとつ買おうと考えていますが、どれがいいだろう…、って感じです。最有力はIS12Sでしょうか…しばらくau端末買ってませんし…

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